旭日小綬章受章作家 七代目 吉澤与市のきもの

旭日小綬章受章作家
七代目 吉澤与市のきもの

ごあいさつ

ごあいさつ

日本の染織技術の結晶ともいえる「織物」は先人が悠久の時を経て、それぞれの時代の中で大切に育んできたものだけに、そこには多くの“知恵と文化”が凝縮されています。
きものの里の歴史、風土に根ざした伝統の織物だからこそ与えてくれるあたたかいぬくもり、手わざ工芸の深い感動、洗練された美の感性―。
この“つむぎ”には私のものづくりに対する志と想い、そしてきものに対する揺るぎない愛情と情熱が“こだわり”として込められています。

プロフィール

プロフィール

  • 昭和9年十日町市生まれ。
  • 昭和32年立教大学を卒業し、吉澤織物株式会社入社。
  • 昭和56年に、本来の工芸紬(織り)に、染め、絞り、刺繍、箔などを複合させた全く新しいおしゃれ着「七代目 吉澤与市の世界」を発表し話題となる。
  • 通産大臣賞(3回)他、さまざまな賞を受賞。
  • 十日町織物工業協同組合理事長(三期)他、関東八産地協議会会長、新潟県きもの振興会会長など業界の要職を歴任。
  • 平成5年には、永年にわたる業界への功労が評価され、通産大臣表彰に輝く。
  • 平成8年、十日町商工会議所会頭となる。
  • 平成9年、産業振興に貢献したことにより、黄綬褒章受章。
  • 平成18年、きもの振興への多大なる功績が高く評価され、旭日小綬章受賞。

十日町明石ちぢみ

十日町明石ちぢみ

きものの里十日町の至宝・国の伝統工芸品指定

 上品な清涼感をもち、美しく優雅で繊細な明石ちぢみは大正から昭和初期にかけて一世を風靡しました。この技法の特徴は、緯糸に強い撚りを加え、湯もみをして出す独特の”しぼ”と清涼感あふれる薄地風にあります。
 この薄く透けてしゃり感のある軽い地風から当時「せみはね」と呼ばれ、多くの女性達の心をとらえ「夏ものといえば明石」といわれる程、夏のおしゃれな外出着として定着しました。
 戦後、時代の移り変わりの中でほとんど消滅に近い生産状態にあったこの「幻の縮」の復興によしざわは全力をそそぎ、昔ながらの匠の技の再現とかつ独自の風合いを完成させました。